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ホールボディカウンター検査


昨日3月31日、
夫と共に
ホールボディカウンターによる
内部被ばく検査を受けた。
ひと月ほど前
保健所から届いた通知文。
ようやく順番が来たのか、
というのが正直な感想だった。

検査着に着替えて
待つこと数分。

「両手の平を上にしてそこに立って下さい」

言われた通りにすると
マイクをでっかくしたような機械を手にした
目の前の女性が、
手の平から腕の辺りに
サササッ、と
それを軽くかざした。

「はいっ、身体表面にセシウムは感知されません。」

はっ?
冗談かと思う早技。


次に室内に入るように言われ
着席式のホールボディカウンターに座る。

「5分くらいかかりますから
 新聞でも読んでいて下さい」

置いてあった「福島民報」。
一面記事はその場にふさわしい
福島第一原発関連。
またもやトラブル、の話。

読んでいるうち
5分経過。

「内部被ばくは確認されませんでした。
 詳細は1週間以内に郵送します。」

被ばくナシ、なにを今さら、当たり前だろ、
と思いつつも
礼儀正しく礼を言い
退室した。

夫は我慢しきれず
3年経ってこの検査、
なんの意味があるのかね?
と質問したらしい。

答え。
今回の検査は
事故による被ばく検査というより
その後、食べ物などから
アナタの身体に取り込まれた
セシウムの有無を調べるのが
目的です。


終了後
夫と二人、顔を見合わせて
苦笑い。

受けないよりは受けとこう、
いつか健康上の問題が起きた時のために
受けとこう、
そう考えての検査だったけど
全て空々しく
なんの重みもなかった。

この検査同様
これからの
私達、子供たちの将来も
フワフワと平穏に過ぎてくれれば
と、願う。
by wine-mura | 2014-04-01 22:43 | 震災 その後
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